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非ネイティブが英語圏での生活を目指します

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皆さんがTOEFL受験で苦手なセクションはどれでしょうか。

 

私はライティングが一番苦手でした。一度目の受験では18点。二度目の受験ではそれなりに分量を書いたつもりでしたが、またも18点。

三度目の受験の前に勉強したのがこの本です。

 

 

この本と「アメリカ人なら小学校で学ぶ英文ライティング入門」を使って勉強して臨みました。すると27点をとることができました。それ以来、この本はTOEFL会場に持ち込んで直前まで見返す必携の一冊となっています。

 

本の内容

<伝わる英文に必要なツール>

○伝わる英文のポイントは名詞

1 まずは主語を決めよう!

2 名詞の前に置いて意味を限定する修飾語

3.名詞の後に置いて詳しく説明する修飾語

 

○動詞を決めるポイント

1.SVOが英語の基本型

2.SVCの使いどき

3.これだけは覚えたい動詞

 

○詳細をシンプルに伝えるテクニック

1.動詞を修飾する前置詞句

2.動詞と形容詞を修飾する副詞

3.つなぎのことば

4.分詞節

 

<実例で分かる!実務英語>

○読みやすく書くポイント

1.シンプルに、わかりやすく書く

2.パラグラフの構成と展開

3.情報の流れを大切にするためのツール

 

○Eメール

1.構成要素

2.本文の展開パターン

3.件名の書き方

4.敬辞(敬称と相手の名前)

5.結辞(メールの締めくくり)

6.導入の表現

7.結びの表現

8.「伝わる」英文Eメールの基本表現と例

 

○マニュアル・指示

○仕様書 

○技術文書

 

 

この本のよい点

英語は名詞を動詞でつなぐ

英語は5文型で全ての文が組み立てられます。文の要素であるSVOCのうち、S,O,Cは名詞です。つまり、文の要素の殆どは名詞なのです。したがって、英文を作るときは、「名詞を動詞でつなぐ」という感覚がポイントとなります。

 

英語は客観的に述べる言語

英語で世界を認識するとき、日本語とは異なる認識の仕方をします。

日本語は、自分視点の言葉です。世界を主観的に記述するのです。つまり、「私」の認識した世界として述べるということです。だから主語が省略されます。自分にとって明らかな対象物も省略されます。

 

他方、英語では自分の外側に視点を置きます。世界を客観的に記述するのです。だから自分という主語も対象物も省略できません。

 

英語は動的な表現が原則

英文は、動的な行為や変化を表すSVOが基本です。

これに対して、SVCは、Sの状態や特徴を表す静的な表現であり、使用頻度は相当に低いのだそうです。

私はこの本を読むまで全くこのような感覚を持っていませんでした。TOEFLでもSVCを乱発していましたが、これはネイティブの感覚にそぐわないのだと気づきました。

 

具体例が豊富で速攻使える

Eメール、指示書などと具体的な業務を念頭に置いた速攻使える文章の実例が載っているのもよいです。

 

まとめ

通読すると、ネイティブが英語で文を作るときの感覚に近づけるような気がします。一度読んだだけではすぐに忘れてしまうので、定期的に読み直すようにしたい本です。